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  電線知恵袋 

次世代LAN規格“カテゴリ6”

1000BASEのLANに対応した「エンハンスドカテゴリ5e」がまだ正式に決まらない中、すでに「カテゴリ6」の規格案が提示されて審議が進行中です。
「カテゴリ5」や「エンハンスドカテゴリ5」は周波数100MHz以下の規格ですが、「カテゴリ6」ではさらに高い250MHzを想定しています。

「カテゴリ6」では、「エンハンスドカテゴリ5」に比べて主に次のテスト項目が強化されています。
◎近端漏話減衰量(NEXT)
  35.3→44.3dB-100MHz、38.3dB-250MHzに強化。
◎パワーサム近端漏話減衰量(PS-NEXT)
  32.3→42.3dB-100MHz、36.3dB-250MHzに強化。
◎遠端漏話減衰量(EL-FEXT):
  23.8→27.8dB-100MHz、19.8dB-250MHzに強化。
◎パワーサム遠端漏話減衰量(PS-ELFEXT)
  20.8→24.8dB-100MHz、16.8dB-250MHzに強化。
◎リターンロス
  17.1→18.1dB-100MHz、15.3dB-250MHzに強化。

「カテゴリ6」の規格案を先取りし、すでに「カテゴリ6」を想定した製品も発売され始めました。電線としては高品質化や構造改良で基準をクリアしています。しかし、コネクタについては従来のものでは規格案を満足するのが難しく、各社独自のコネクタを採用しているので、メーカーによって互換性がない状態です。また端末加工も現場では不可能な精度が求められ、工場加工を前提としているものが多くなっています。
「カテゴリー6」は、コネクタや接続方法を議論中でまだまだ流動的あり、決定は今のところ2001年以降の予定です。もし、導入を急ぐ場合には、同じメーカーの機器やコネクタで揃えるなどの注意が必要です。